これは私の父が中学時代に文部大臣賞を受賞し、彼が歯科医師になるきっかけになった標語です。
美しい歯と調和のとれた口元は、その人の精神的、肉体的健康状態、社会的地位や自己管理能力をも表していると同時に、自分に対する自信や相手に対するエチケットでもあります。 どんなにきれいに着飾っても、口元が美しくなくてはその魅力は半減し、ビジネスチャンスをも逃すかもしれません。
歯周病や虫歯の細菌をコントロールすることは、糖尿病、脳血管障害、心臓病、肺炎などのリスクを大きく減らしてくれます。 しかし、日本は先進国の中でも、口の中の健康に対する価値観は高くありません。
発症後に加療する後手な医療ではなく、発症しないで済むよう予防方法を伝授する、予防中心の医療が、本来あるべき歯科医療の姿ではないかと思うのです。
皆さんと私共との信頼関係を基本とし、お互いが情熱をもってこのミッション(予防や治療)にあたらなくては成功はありません。
おいしい物を食べ、笑い、自分を表現し、輝きに満ちた人生を送りたいというのが、多くの人の共通する願いでありましょう。
そのためには、科学的根拠に基づいた予防方法を実践するとともに、定期的なチェックアップとクリーニングをお受けになることも忘れてはなりません。
それらを続けることがいかに価値のあることなのか、皆さんに実感していただけると確信しています。それが、歯周病専門医としての最大の喜びでもあります。
慌てずに、しかし、共に着実に前進していきましょう。